肥満症

肥満症』は、脂肪が体内に蓄積しすぎている状態です。 肥満は、癌、高血圧、高脂血症、動脈硬化、狭心症・心筋梗塞、糖尿病、胆石症、 脂肪肝、高尿酸血症(痛風)、歯周病、など実に多くの生活習慣病の発症に関与しています。 肥満は、生活習慣病の元凶といっても過言ではありません。 肥満には「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」がありますが、 特に「内臓脂肪型肥満」はさまざまな生活習慣病の原因になる危険性が指摘されています。
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■肥満症

太っているとそれが高血圧の原因になったり、痛風の原因となる高尿酸血症になったり、 高血糖症(糖尿病)や血清脂質の異常(脂質異常症)、血液がドロドロなるといったことがあり、 さらにはこのような異常が動脈硬化や心臓病、脳卒中などの原因になってしまうのです。 男性ではウェストが85cm、女性で90cmを超えると(このサイズには異論もありますが)、 内臓脂肪が蓄積して「メタボリックシンドローム」となる可能性が高くなります。 内臓脂肪を増やさないようにするには、体重コントロールでウェストを細くすることが重要です。 (ただし、痩せすぎていることも、身体にさまざまな悪影響があります)

いったん太ってしまうと、なかなかダイエットに踏み切れない人も多いようですが、 ”体重の5%”を減らすだけでも、生活習慣病予防の効果が期待できます。


●肥満の診断基準

「肥満」は厳密には、体についている脂肪の割合、つまり「体脂肪率」を測定して判定します。 体脂肪率が、男性では20%以上、女性では30%以上ある場合「肥満」と判定されます。 肥満かどうかの目安としては「BMI値(体格指数)」がもっともよく使われます。

BMI= 体重 ÷(身長×身長)

この数値が大きいほど肥満度も高くなります。BMIの数値が18から25未満であれば「適正」で 25以上の場合は「肥満」と判定されます。

普通は、体脂肪率が高ければBMI値も高くなります。しかしBMI値が25未満という適正な数値の人でも 体脂肪率や内臓脂肪が基準よりも多く、実は肥満であるという人もいます。 このような肥満は、外見からはわからないため「隠れ肥満」と呼ばれています。 ただし、日本人の糖尿病患者の多くは、BMIが24程度で高度な肥満はきわめて少ないことがわかっており、 BMI値25以下を適正な数値とするのは、問題があるという意見もあり、 ある医師は、21程度が適正な数値であると言っています。