メタボ対策の食事療法「アディポネクチンを増やす」

メタボリックシンドロームを改善する方法として、専門家の間で今最も注目を集めているのは、 長寿ホルモンともいわれるアディポネクチンを増やすことで、 週90分の速歩と大豆製品の多食によってアディポネクチンを増やすことができます。
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■「アディポネクチン」とは?

メタボを改善するアディポネクチン

『アディポネクチン』は、1996年に、メタボ研究の第一人者である大阪大学医学部分子制御内科の 松澤佑次教授(当時)の研究グループによって発見されたホルモンで、脂肪細胞から分泌されます。 それまで脂肪細胞は、体内の余ったエネルギーを溜め込む貯蔵庫としか見られていませんでした。 ところが、脂肪細胞はさまざまな物質を分泌することが最近わかりました。 脂肪細胞が分泌する物質には、体にいい働きをする善玉物質と悪い働きをする悪玉物質があり、 善玉物質の代表がアディポネクチンです。

アディポネクチンは、動脈硬化・糖尿病・高血圧を防いだり改善したりする強力な働きを備え、癌予防に有効なことも 確かめられているのです。アディポネクチンは長寿者の血液中に多いことから、長寿ホルモンとも呼ばれています。 中でもアディポネクチンと密接な関係にあるのが、メタボリックシンドロームです。 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積によって引き起こされますが、実はアディポネクチンの分泌量は 内臓脂肪の蓄積量と反比例の関係にあります。つまり、太って内臓脂肪が多くなるとアディポネクチンは少なくなり、 糖尿病や動脈硬化になりやすくなるのです。 したがって、メタボリックシンドロームの改善には、アディポネクチンが増えるような生活を送ることがいいのです。 内臓脂肪を減らせば、アディポネクチンが増えて、脂質異常・高血糖・高血圧も一挙に改善されることになります。